出水の青少年健全育成の方針

人は日頃から節義を心がけなければならない。
節義の心がけとは,嘘を言わず,自分勝手でなく,
ひねくれず,立居ふるまい挨拶など社会のきまりに
合った交際上の動作や作法を身に付け,
地の高い人に気に入られようとしてこびることなく,
地位の低い人を見下げてばかにすることなく,
他人の災難や心配ごとなどを見捨てず,
引き受けた事はやりとおし,勢いよく労を惜しまず,
手ぎわよく,はっきりした態度で物事を行ない,
頼みにできるさまであること。一時的であっても
卑しい様子やふるまいについて語り合ったり人を
悪くいうことなど会話のちょっとした部分にも出さず,
たとえ面目を失い名誉を傷つけられて職を失う
ことになっても,自分がすべきでないことはせず
決死の覚悟決めた時には気おくれせず,
その精神は強固でやさしく深い愛情があり,
情趣・風流を理解する洗練された心と思いやりのある
温かい心を持つことを節義の心がけと言う。


人は正しいことをしないといけない。
正しいこととは,うそを言わないこと,
自分よがりの考えを持たないこと,素直で礼儀正しく,
目上の人にぺこぺこしたり目下の人を馬鹿にしたりしないこと,
困っている人は助け,約束は必ず守り,
何事にも一生懸命やること,人を困らせるような
話や悪口などを言ってはいけないし,自分が悪ければ
首がはねられるようなことがあっても弁解したりおそ
れたりしてはいけない,そのような強い心を持つことと,
小さなことでこせこせしない広い心で,相手の心の
痛みがわかるやさしい心を持っているのが,
立派な人と言えるのです。